2006年10月23日

東洋思想最高の叡智「菜根譚」

東洋思想で最高なのは、やはりこの菜根譚だと思います。

成立は明末。儒教、老荘思想、仏教思想、禅の考えが渾然一体となっており、まさしく東洋思想の最高峰と呼べる、悠々自適の文体となっています。

「道徳に棲守する者は、一時に寂寞たり。権威に依阿する者は、万古に凄涼たり。達人は物外の物を観、身後の身を思う。むしろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄涼を取ることなかれ。」

「人となりてなにの高遠の事業なきも、俗情をはい脱し得れば、すなわち名流に入らん。学を為してなにの増益の功夫なきも、物累を減除し得れば、すなわち聖境に超えん。」

「飽後に味を思えば、すなわち濃淡の境すべて消え、色後に婬を思えば、すなわち男女の見ことごとく絶ゆ。故に人常に事後の悔悟をもって、臨事の痴迷を破らば、すなわち性定まりて動くこと正しからざるはなし」

菜根譚
菜根譚洪 自誠 今井 宇三郎

岩波書店 1975-01


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
マンガ菜根譚・世説新語の思想
孟子〈下〉
孟子〈上〉
論語
精選 新釈菜根譚―人生はくよくよしないほうがいい

posted by 春昼(旧名 野尻有希、再度昼) at 22:35| Comment(0) | TrackBack(2) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/26040412

この記事へのトラックバック

14歳からの哲学―考えるための教科書
Excerpt: タイトル通り、今の人向けの哲学入門書には良いと思います。この人の他著も見ると、ギリシャ哲学を基に思考を進めています。「哲学の正統」です。そういう意味では、この本を読まれた方は、次に、日本でのギリシャ哲..
Weblog: 哲学のレビュー
Tracked: 2007-09-28 03:17

マンガ菜根譚・世説新語の思想
Excerpt: マンガ菜根譚・世説新語の思想
Weblog: 忍者大好きいななさむ書房
Tracked: 2009-06-23 00:08
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。